和傘を美しく持つことから、見つけた「柳腰」
2026/08/09
先日、学生時代にオーケストラを一緒にしていた友人たちと、久しぶりに会いました。
着物姿で参加した私に、「着物、似合うね」と声をかけてもらえたことも嬉しかったのですが、もう一つ、とても嬉しい言葉がありました。
「座ったとき、帯のタレからお尻が飛び出していない!」
長年学んできた身体の使い方が、自然と身についてきたのだと思います。
着物姿の美しさは、立っているときだけではありません。
立つ、歩く、座る。
その一つひとつの動作がしなやかであることが、着物姿全体の美しさにつながります。
そして私は、この出来事をきっかけに、改めて気づきました。
私が本当に伝えたいのは、和傘だけではないのかもしれない。
和傘を美しく持つために学んだ、身体の使い方
私はこれまで、地元・岐阜の伝統工芸品である「岐阜和傘」の魅力を伝えるため、和傘アンバサダー、和傘マイスターとして活動してきました。
和傘を持った姿を美しく見せるには、傘そのものだけではなく、姿勢や歩き方、身体の使い方がとても大切です。
そこで所作を学び、自分自身の身体の使い方を見直していくと、あることに気づきました。
和傘を美しく持つための身体の使い方は、和傘を持っているときだけのものではないことに。
立つこと、歩くこと、座ること。
日常のあらゆる動作につながっていたのです。
私が考える「柳腰」
そこで今、私が新たに伝えていきたいのが、浮世絵や美人画に描かれる女性のような、しなやかな身体の美しさです。
その象徴として、私は「柳腰」という言葉に惹かれています。
ただし、私が考える柳腰は、細いウエストをつくることではありません。
体型を変えるのではなく、身体の使い方を変える。
無理に胸を張ったり、身体を固めたりするのではなく、本来の身体の位置を意識しながら、しなやかに立ち、歩き、座る。
そうすることで、着物姿のラインが美しく見えるだけでなく、身体にも無理の少ない姿勢につながっていくと、私は実感しています。
美しい所作は、身体と心を整える
着物・所作・和傘。
これまで私は、それぞれの魅力をお伝えしてきました。
けれど、その根底にあるものは、実は一つなのだと思います。
「身体を美しく使うこと」
身体が整うと、姿勢が変わる。
姿勢が変わると、所作が変わる。
そして、身体が整うことで、心にも少しずつ変化が生まれていく。
だからこそ私は、これからも日本女性が本来持っている、しなやかな美しさを伝えていきたいと思っています。
着物姿を美しくする、しなやかな身体の使い方の専門家。
浮世絵や美人画に見る「柳腰」を、体型ではなく、身体の使い方から育てます。
着物を着る方だけでなく、日々をもっと美しく、心地よく過ごしたいすべての女性へ。
着物・所作・和傘を通して、これからも日本女性の美しさをお伝えしていきます。
美しい所作は、心を整え、人生を美しくする。
それが、KIMONO WELLNESSが大切にしている想いです。